コモンズデイ・プロジェクト始動!
2007年9月、オブスペース(はたらく*あそぶ*ニート支援)ではいまだかつてない試みが始まりました。
今度の舞台は「カフェ・コモンズ」
NPO法人ニュースタート事務局(関西)とNPO法人日本スローワーク協会が連携するオブスペース活動は、単にはたらく経験を積むよりも、運営を通して人と人とのつながり方を学ぶ活動を志しています。
思えば一年前の今ごろ、同じ高槻市の光愛病院内の売店経営をオブスペースが任されることになり、何もないゼロからのスタートで患者さんに親しまれるお店を作ってまいりました。売店「かめやん」は患者さんが店員さんとしても働かれる店であり、その経営をオブスペース活動に参加する若者が引き受け、店作り、仕入れ、接客、会計管理など店舗運営に関わる全般を経験することができました。お店を立ち上げた時に、就労支援とかどうでもよく(!?)なって、お店を盛り立てるために何ができるのか、みんなで一所懸命考えたものです。その一所懸命さが活動に参加する若者を育ててくれました。
その一所懸命が、再び試されるときがやってきました。
今度の舞台はNPO法人日本スローワーク協会が自ら立ち上げ自ら経営する当法人のフラッグショップ「カフェコモンズ」です。現在のコモンズには、閉店している曜日や時間帯がある、夜の居酒屋タイムではお客さんが十分には定着していない、などの課題が残されています。しかも、閉店している曜日があるのはオブスペース活動のせいなのです。もともと火曜日は定休日だったのですがオブスペースで食事会のために使わせていただけることになりました。するとお店の明かりが見えるからなのか、食事会中にたくさんの一般のお客さんが見えられ、お客さまに「本日は閉店です」といつも謝らなくてはならなくなったのです。わざわざ来たのに閉店ですと言われたお客さまが、果たして再度店に足を運ばれるでしょうか?
コモンズでの食事会はニュースタート寮生やオブスペース通所生のみんなが楽しめる場として定着しています。この場をなくしたくはありませんし、さらにお客さまにも満足していただけるためには、食事会を発展させて外部のお客様にも開かれたお店にするしかありません。
自立よりも大切なこと?
私はこのようになることを予想しながらも、実は、やりたくなかったのです。なぜならばこれは店員さんをやってみるとかお手伝いするとかいう次元ではなく明らかに「経営参加」なのであり、スローワーク協会が誇るコミュニティカフェの経営の一端を担うことは、軽い判断でできることではないからです。ですが食事会を通して一緒に食事をする楽しさや調理する楽しさ、技術のおもしろさを感じる若者も増えてきています。今ならば、オブスペース火曜日コモンズデイを発展させるチャンスかもしれないと感じましたし、スローワーク協会カフェ事業部からもこの提案に対して快く了承を得ています。店長宮地さんはじめコモンズスタッフのみなさんからもさまざまな応援をいただけることでしょう。
これだけの応援がある状況なので、せっかくだから火曜日夜の営業を開始するだけではなく、他の閉店時間帯も活用し、さらににぎわうお店を目指します。コモンズデイプロジェクトは、オブスペースにあってオブスペースにとどまらず、ニュースタートとスローワーク協会のみんなを巻き込む一大プロジェクトなのです。
そこではおそらく、誰が誰のためにやっているのかなどという意識はなく、ただ、みんなのためにみんなが取り組むのだという意識だけがあります。この、相互に連携する意識こそが社会参加のためにはもっとも大事なのだ、それは「自立」などよりもはるかに大事な何かを教えてくれる、と私は感じていますし、コモンズデイプロジェクトは、「働かされる働き方」ではなく「自分が主人公になる働き方」を、「指示される働き方」ではなく「感謝される働き方」を目指すオブスペース活動をさらに充実するための最高の舞台なのです。
プロジェクトの「主人公」になっていただきます!
オブスペース活動は、今が旬の時期です。このページを読まれるみなさまの中にニュースタートやオブスペースの活動に参加しようか悩んでらっしゃる方がいらっしゃれば、ぜひこの機会に参加をご検討されてはいかがでしょうか。オブスペースの参加者には、中心的にこのプロジェクトに取り組む「主人公」になっていただきます。何をするか?ですが、調理、接客、ホール作業、広報、店作り、会計経理を含め、飲食店の運営に関わるすべてを互いに分かち合いながらするのです。私はじめスタッフみんなが脇を固めますので十分にご活躍いただけると思います。この事業立ち上げを背負うプロジェクト活動期間としては暫定的に来年3月までを想定しています。 もちろんこのプロジェクトがうまくいくのかどうか、誰にもわかりませんし、そもそも定まった計画もありません。いつものごとく、立てた計画は日々刻々と修正されていきます(現時点ですでに三回修正されています)。生きたコミュニティビジネスだからです。どうなるかわかりませんが、みなさまにおかれましても暖かく見守っていただければと思います!
